EU、米国、中国で販売規模が急速に拡大する電気自動車(BEV)向けの省電力装置です。
これにより、搭載バッテリーの無用な容量増加が防止できると共にユーザーの使い勝手が向上します。
弊社メンバーが発明者となるEV向けデシカント防曇装置(車両用空調装置:出願人岡山大学)が権利化されました。
権利内容は、ヒートポンプからの温風をデシカント再生に使用する点です。
デシカント材が高分子収着剤の場合、低温度の温風であっても再生が極めて高速度で達成できますので効果的です。
特許内容や装置構成などご興味あればご遠慮なくお尋ねください。
当社が技術指導をお願いする岡山大学 渡邊教授による資料紹介
当社で調査した市販EVにおける空調システム消費電力量に関するレポートです。
冬季EVでは空調による電力使用量が大きく、航続可能距離を縮めていることが分かります。
横浜熱利用技術研究所は5年連続で「横浜知財みらい企業」に認定されました。
横浜知財みらい企業とは
横浜市は知的財産活動を通じて、経営基盤を強化し、未来に向けて成長を志向する企業を「横浜知財みらい企業」として認定しています。
弊社は認定5年目となりますが、「事業計画」、「知的財産活動への目的・位置付け」、「知的財産活動を実践する仕組み」、「知的財産活動の事業への貢献」の面から評価されました。
制度の詳細は以下のURLをご覧ください。
http://www.city.yokohama.lg.jp/keizai/shien/tizai/tizaimirai.html
また、現在の認定企業一覧パンフレットは次のURLに紹介されています。
■横浜知財みらい企業サイト
https://www.idec.or.jp/renkei/chizai/
弊社は「や行」で検索できますのでご覧ください。
テクニカルショウにて弊社のパンフレット「高分子収着剤の紹介」をおかせていただきました。
【課題】 電気自動車を始めとする次世代自動車では空調熱源が十分ではないため、除湿や暖房を行う際にバッテリーや燃料(水素自動車では水 素)を使用します。また、従来から搭乗者が感じる快適性に対する湿度調整の工夫が十分ではありませんでした。これらの課題に対し、快適性を損なわ
ずに車両内の空調を高効率に行う技術が求められています。
【提案】 次世代自動車や車両内に除湿材(例えば高分子収着剤などのデシカント材)を設置し、乗員が発する水蒸気(不感常泄)を吸湿すること で車室内の水蒸気を調整します。また、除湿暖房時に見られる運転者のドライアイ対策として相対湿度の高い空気を運転者へ優しく配気するなど高度な
空調技術を提供します。
これまでに幾つかの提案を実用化していますが、例えばブロック型高分子収着剤を用いた例や、高分子収着剤をヒートポンプ装置の蒸発器伝熱面に 担持させて、吸湿機能を最大限に活用すると共に、短時間の高速再生を達成する構成を確認しています。
関連する特許の明細書、図面等は順次公開してゆきます。
マイクロEV向け防曇システムについての説明です。高分子吸着剤の可能性と実験によるデータを公開しています。
当社は高分子収着剤を活用するブロック(デシカントブロック)やシート材(壁紙等も含め)の小ロット製造。
ならびに空調・除湿分野での製品開発をサポートするサービスを行います。
関連する基本特許(国内・海外)も多数保有していますので、併せてご活用下さい。
除湿ブロックを用い車内除湿を達成できれば、従来の暖房除湿エネルギーによる電力負荷の低減につながります。